株式会社JIMONO代表/株式会社ホンプロ CSO 西尾 要 株式会社JIMONO代表/株式会社ホンプロ CSO 西尾 要
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株式会社JIMONO代表/株式会社ホンプロ CSO 西尾 要

福岡県出身。福岡地場人材サービス会社で経理や財務、営業、マーケティングを担当して、支店長や事業部長を歴任。労務・経理のBPOと営業プロデュース事業において、プロジェクトのマネジメントや事業拡大を行う。2019年、農業の社会課題を解決すべく起業。2021年株式会社ホンプロの非常勤取締役CSOに就任。アウトソーシング事業の旗振り役として活動している。

―西尾さんは福岡地場の会社にお勤めだったそうですね。

福岡の人材サービス会社で長く働いていました。経理と財務から営業、マーケティングまで幅広く経験し、事業部長や支店長を歴任。労務や経理のBPO事業、営業プロデュース事業などのプロジェクト・マネジメントも手がけていました。仕事は充実していましたが、子どもが生まれたのを機にその後の生き方を考え、起業という道を選びました。

―どんな分野で起業されたのですか?

もともと農業の流通に社会課題があると考えていました。私は福岡県宮若市出身で、祖父をはじめ農家を身近に感じて育ち、従事者の高齢化によって大きく転換する業界だと感じていたんです。また、自分たちが食べるものが誰がつくってどこから来ているのかほとんど分からないという食のあり方にも疑問を抱いていました。そこで「生産者から消費者への最適な流通をつくりだし、農と食の文化の発展に貢献する」をミッションとして、2019年に創業。2022年6月に株式会社JIMONOを設立しました。

―具体的にはどんな事業をされているのでしょう?

生産現場に足を運び、パートナーになってくれた生産者がつくる農産物の販売や商品化をサポートしています。販売先は量販店や飲食店などで、生産者と販売先がお互いのことを知り、少しでも距離が近づくような流通を目指しています。創業から3年経ち、福岡をはじめ九州各地でお付き合いしているパートナー・生産者は50軒ほどになりました。海外にも出荷していて、福岡で朝仕入れた農産物を飛行機に乗せて、その日の夜に香港のレストランで出したりもしています。

―2021年にはホンプロの取締役CSOに就任されました。経緯をお聞かせください。

代表の伴さんとは前職時代に知り合い、一緒にセミナーをしたり飲みに行ったりと、公私にわたってお付き合いがありました。そんな中、ホンプロに給与計算代行事業があり、テコ入れしたいということで非常勤役員のお話をいただき、お受けしました。担当しているのは、アウトソーシングのプロジェクトのマネジメントです。今ではうまく回るようになり、売上もついてきたと思います。

―なぜ引き受けられたのでしょうか?

いろんな働き方があっていいと思っていたからです。複数の事業やプロジェクトを同時並行に進めていくのは楽しくて、飽きっぽい自分の性格にも合っています。ひとりで事業を立ち上げて孤独な部分もあり、伴さんから声をかけてもらって、とてもうれしかったです。
ホンプロに関わってみると、メンバーがものすごく素晴らしくて感動しました。ミーティングはとても和やかで、いつも笑いが起こります。お互いを尊重しているし、建設的な話をする人が多いので、とても気持ちがいいんです。肩ひじを張らずに、皆が自分らしくやっていける環境だと思います。

―プライベートについても聞かせてください。趣味は何ですか?

広島に赴任していた10年以上前に、時間があったので登山をするようになりました。ただ、子どもが生まれてからはあまり登山に行かなくなり、今は料理が楽しいですね。食に関わる仕事を始めたこともあって、いろいろなハーブがどんな料理に合うのか試したり、週末の朝ご飯はスープをつくったり、魚のあら炊きやちゃんぽんをつくったりしています。あとは、父が退職して始めた原木椎茸と古代米の栽培を一緒にやっています。

―ご自分の事業がありながらホンプロでも働くことで、どんな影響がありますか?

ホンプロは伴代表の考え方が柔軟なので、新しいことをどんどん取り入れながら、常に自分たちを高めていくような取り組みをされています。おかげでいつも新鮮な情報がインプットされますし、情報量も出会いもすごく広がっています。
ホンプロでのBPOやDX支援と、私が手がける農業支援は、わりと対極にあるような分野です。出会う人や入ってくる情報が違うからこそ、視野が広がり、多様な視点を持つことができて、自分自身が成長していけると思っています。どちらも全力で取り組み、楽しみながら仕事をしていきたいです。