「抱いていた士業のイメージとは
違う環境だった」
「抱いていた士業の
イメージとは
違う環境だった」
コンサルタント/中小企業診断士 冨永 真穗子
福岡で生まれ、父親の仕事の都合で幼少期から山口で過ごす。愛知の大学で心理学を専攻し、卒業後はトリマーになるため東京へ。専門学校で2年間学び、トリミングショップに就職。家庭の事情で山口へ戻り、社会保険労務士法人に入社。働きながら中小企業診断士の資格を取得。2021年9月、アドバンスに入社。
―2021年アドバンスに入社する前は、山口の社労士事務所にお勤めだったとのこと。新卒から勤務されていたのでしょうか?
いえいえ、私は動物が好きでトリマーになりたくて、大学を卒業後に山口から東京へ。アルバイトをしてお金を貯め、2年間専門学校に通いました。在学中から学校が経営するトリミングショップでアルバイトをして、そのまま就職。憧れていた仕事に就くことができました。
でも、家庭の事情で山口に戻ることになったのが27歳のとき。心機一転、新しいことをしようと社労士事務所に入りました。
―社労士に興味があったのですか?
自分の給与明細を見ても、社会保険料がなぜ月によって違うのか分かっていなくて、そういうところに関わる仕事だと聞いて興味を持ちました。全く分からない分野だからこそ、勉強してみたいと思ったんです。
入社後は学びながら業務に関する知識を身につけていきました。数年経つと、担当する中小企業の経営者とお話する機会が多くなりました。社労士業務に関わることはもちろん、ほかにもいろいろな相談を受けるので、経営について学ぼうと決意。働きながら自分で勉強して、2年前に中小企業診断士の資格を取りました。熱中すると、のめり込むタイプなんです。経営者の方とお話するとき、経営に関する知識が役に立つこともありました。
―福岡に転居された理由を教えてください。
父が定年退職して地元の福岡へ帰るため、私も福岡に引っ越すことにしました。仕事にやりがいを感じていたので、エージェントを通して、同じような転職先を探すことに。数社から内定をいただいた中で、アドバンスに入社しました。
―なぜアドバンスを選んだのでしょうか?
まずは会社の規模が大きかったこと。ほぼ正社員で50人近い人数の社労士法人は、なかなかないと思います。その分可能性が広がるし、離職率が低いというのも好印象でした。
それに何より、自由そうな雰囲気に強く魅かれました。士業の事務所はお堅い印象があるのに、伴代表をはじめ働いている人たちの雰囲気がよく、Tシャツで働いている人がいたり、フレックスタイム制で時間の融通が利いたりと、自由度の高い会社だなと感じたのが一番の決め手になりました。
―今の仕事内容を聞かせてください。
アドバンスに所属して、主に社会保険などの事務代行手続きと、ホンプロの給与計算サポートを担当しています。前職は1社の業務を丸ごとひとりで担当していたのですが、こちらは分業で効率よく進めていることが新鮮でした。
中小企業診断士の資格を持っているのは、当社では私ひとりです。スタートアップの支援や補助金の説明などを少しずつやっているところで、これからもっと経営的なアドバイスなども行っていければいいなと考えています。
―アドバンスに入って、変わったことはありますか?
スーパーフレックスという働き方がとてもいいですね。自分の裁量で働けるので、忙しくない日は早めに退社して遊びに行ったりしています。朝体調が悪ければ、少し休んでから出勤できますし、平日に病院に行けることもありがたいです。
―社風はいかがでしょう。
今の代表になり、より良く変わっていこうという前向きな雰囲気が満ちています。しかも上の人が一方的に変えるのではなく、みんなで考えることを大切にしています。
それを象徴しているのが、従業員がアイデアを提案する制度です。専用のアプリにいつでも誰でも何度でも出すことができて、半期に1度はみんな何かしら出さなければいけません。例えば、ここに物置を置いてほしい、子どもが職場を見に来れるようにしたいとか、交通費の見直し、鍵の管理方法など、内容は実にさまざま。出されたアイデアについて、みんなウェブ上で「いいね」ボタンを押したり、意見を出したりして、最終的にはジュニアボード委員会のメンバーが検討。実現するものもあれば、できないものもあります。社内が活性化して、すごく面白いと感じています。
―冨永さんの趣味を教えてください。
大人になってから、エヴァンゲリオンにハマっています。庵野監督が山口出身なので、たまに宇部市でイベントがあり、話自体は奥が深すぎて全ては理解できないけれど、すごくカッコいいなと思っています。映画版で最終回に出てくる宇部新川駅にも行きました。エヴァンゲリオンの文房具やメガネケースを愛用しています。
あと、山口にいる頃は、昼は社労士法人で働き、夜や週末はフィットネスダンスのインストラクターをしていました。もともと身体を動かすことが好きで、ジムに通っていたら、インストラクターをしないかとお誘いを受けて。週2回はステージの上に立ち、マイクをつけて踊ってました。ただ、コロナの感染拡大を機にやめて、福岡に移住してからは家で動画を見てダンスをする程度です。歌うことも好きなので、歌って踊れる診断士を目指したいです(笑)。
―冨永さんの今後のビジョンを聞かせてください。
業務に関して、ある程度は何でも対応できるようになりたいです。お客さんにとって、「とりあえず冨永さんに言えばどうにかなる」と思ってもらえる存在になれるといいなと思います。そのためには勉強や経験がまだまだ必要です。弊社は規模が大きいので、その分、関わることのできる会社が多く幅広く、好奇心旺盛な私にとっては楽しく恵まれた環境です。