株式会社野田清商店 代表取締役社長 野田 康友 株式会社野田清商店 代表取締役社長 野田 康友
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アドバンスとの連携で、
地域の働き方も変えていく
アドバンスとの
連携で、地域の
働き方も変えていく

株式会社野田清商店 代表取締役社長 野田 康友

―野田清商店さんの会社概要について、改めて教えてください。

野田:私たち野田清商店は、1950年に久留米市で創業しました。福岡県南地域の「筑後地域」と呼ばれるエリアを中心に、建設資材や土木資材の卸売に加えて、資材の加工販売や工事も行っています。社長を務めるのは、私で4人目になります。祖父の野田清が創業し、祖母と父を経て、2018年暮れに父の死去に伴い、私が社長に就任しました。

―アドバンスと出会ったきっかけを聞かせてください。

野田:私が社長に就任した当時、弊社には昔ながらの人事制度や賃金体系など、変えていかなければならない課題が多いように感じました。そこで、できれば年代や感覚が近い社労士さんに相談したいと先輩経営者に話したところ、ご紹介いただいたのが伴さんでした。

お会いしてみると、社労士としての知識が豊富で、かつ建設業の分野にも長けていらっしゃる。柔らかい印象で人柄も素晴らしく、変に気を使うことなく何でもご相談できそうだと思い、顧問契約をお願いしました。

―伴さんは野田さんにどんな印象を持ちましたか?

伴:父から30代で会社を継いだという境遇が近く、人柄に惹かれました。建築資材の卸という堅いイメージの業界にいながら、野田さんは実にスマート。会社の歴史をきちんと捉えつつ、新しい感覚もお持ちで、バランス感覚に富んだ方だと感じました。そして、会社を変えていくという思いの強さも素晴らしく、しっかり支えていきたいと思いました。

―山本さんも一緒に担当されていますね。

山本:はい、私が野田社長に初めてお会いしたのは、弊社のデジタル系のイベントでした。社長と社員さん数人が久留米からわざわざ福岡へ来ていただいて、本気で変わろうとされているんだなという印象を持ちました。それからプロジェクトを組み、全社員向けの説明会に参加させていただいたとき、野田社長がこれから変わるんだとすごく熱いメッセージを皆さんに一生懸命伝えられる姿を見て、胸が熱くなりました。

―具体的にはどのように取り組まれてきたのでしょうか?

野田:1年目は「変革元年」というスローガンを打ち出したことで、みんなで変わっていこうという機運が高まりました。もともと弊社はサムライ集団のようで、各人が努力している感じでしたが、仕事の属人化をなくし、組織力をつけていく段階に進みたいと考えていました。
まずは、ほぼ年功序列だった賃金体系の見直しに着手。70人ほどの社員一人ひとりの顔を思い浮かべながら、どう調整するのがベストなのかを探り、個別に説明して納得してもらって、結局1年以上かかりました。

伴:年功序列というのは、本当の公平ではありません。頑張っている人にはそれなりに払うという能力を加味した賃金体系で、真の公平性を実現するため、年功序列と成果型のいいところを取り入れた制度づくりを目指しました。賃金体系の変更は全社員が当事者になるので、簡単にはできません。1年は決して長い方ではなく、野田清商店さんはむしろいい流れでうまくいったケースでした。

―ほかにはどんなことをされましたか?

野田:人事考課のテーブルを等級制から職能級制に変えて、評価と賃金が連動するようにしました。以前は年1回の人事考課で、上司が理由をフィードバックする風土がなかったのですが、今年初めて項目の見方等を伝えてフィードバックしてみました。これから精度を上げて、成長につなげていきたいです。さらに就業規則の見直しも始めました。あとは、日常の業務でお聞きしたいことが出てきたら、弊社の管理本部も私もその都度おふたりにご相談しています。

―労務の課題にアドバンスと取り組んできて、いかがですか?

野田:私自身、思いはあっても、それを形にするノウハウや他の事例に関する知識を持ち合わせていません。伴さんや山本さんに相談すると、いつも完璧な答えが返ってくるんです。アドバンスさんはさまざまなクライアントさんとお付き合いがあり、福岡だけでなく日本中の、中小零細から上場企業まであらゆる会社の成功事例を把握されています。
私には、物心両面で社員の幸せを追求し、まずは筑後エリアで一番になりたいという思いがあります。そうなるために福岡で見るとどうか、この業界ではどうかといった話をよく聞かせていただきます。
弊社のことを分かった上でお話いただけるので、内容が的確で、大変ありがたいです。

山本:まさに、筑後エリアで物心共に一番だと社員さんが感じる会社にしたいという話はお聞きしているので、そこに向けてしっかりサポートしていきたいです。

伴:野田清商店さんは歴史があり、熱心に話を聞いてくれる社員さんが多くて、社員さんが育っているプロフェッショナルな集団だなと感じます。筑後地域で有名な会社で、さらに良くなるお手伝いができることを光栄に思っています。

―これからの展望を聞かせてください。

野田:会社の仕組みについては、取り組んでいきたいことが山積しているので、アドバンスさんに長いお付き合いをお願いしたいです。そしてもう一つ、私は伴さんを経営者として尊敬していて、アドバンスという会社から学ぶべきことがたくさんあると思っています。伴さんにはいい意味で野心があり、会社の理念が社員の皆さんに浸透していて、会社や社会のために先端を走っているという印象を持っています。うちも、そんな会社になっていきたいですね。

伴:ありがとうございます。私たちは野田社長の思いをしっかり理解した上で、今の野田清商店さんの状況なら、ここからこうしていきましょうと提案しながら伴走していきたいと思っています。

―野田清商店さんはどんな理念を掲げられているのでしょうか?

野田:創業者が掲げた社訓と社是を大切にしています。社訓は「誠心誠意」、社是は「我々の働きで我々の生活を向上し明るい職場とよりよい社会をつくりましょう」です。社是は、物心両面の豊かさを当時の言葉で表しているのかなと私は解釈しています。さらに私は「使命」「幸せ」「姿」をキーワードとして理念をつくったところで、これから磨いていくつもりです。
私の究極の目標は、地域貢献を通して地方創生を実現すること。野田清商店から久留米が良くなった、福岡が良くなったと思ってもらえるように、まだまだ遠い夢ですが一歩ずつ進んでいきます。

伴:野田さんが筑後を盛り上げたいという話は以前からお聞きしていました。私たちも地域活性化や地方創生に一緒に取り組みたいと思っています。
近年、働き方に注目が集まる中で、都心だけでなく、地域の働き方が変わり会社が変われば、会社も家族も地域も豊かになる。そんな循環をつくっていきたいと考えています。野田清商店さんの社是は、弊社の理念「SUPPORT A BRIGHT FUTURE ―ともに迎えよう、希望の朝を。」と表現は違いますが、目指すのは全く同じところだと感じています。これからも共にチャレンジしていきましょう。

株式会社野田清商店 採用情報
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